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おサルに願いを⑯京都の鬼門を守る新人おサルさん

こんにちは。二助企画です。

 

「おサルに願いを」シリーズ。今回は、京都で鬼門を守るおサルさんのお話です。

 

まず、なぜ鬼門を守るのがおサルさんなのか?についてのご説明から。

 

1つ目の理由は、、鬼門から入る「魔が去る」という考えから。

 

そして、2つ目の理由は、猿(申)は鬼門とは反対の西南西を指すためです。

 

わかりやすく説明するために、十二支を時計になぞらえて、方角を表現してみます。12時が北、3時が東、6時が南、9時が西。

 

そうすると、鬼門の北東は、「丑(うし)と寅(とら)」の辺りを指しますね。その正反対にいるのが、猿(申)というわけです。つまり、鬼門とは真逆の方向にいるおサルさんは、鬼(悪いモノ)に強いとされていたのです。

 

京都で鬼門封じとして有名なのは、以前のコラム(おサルに願いをシリーズ⑪)でもご紹介した、御所の猿が辻の猿の彫像ですね。

 

しかし、このおサルさん以外にも、京都には鬼門を守るおサルさん達がいるのです。

 

それが、赤山禅院のおサルさん!

 

まずは、赤山禅院のご紹介から。

 

その歴史の始まりは、仁和4(888)。第三世天台座主円仁の遺命によって創建されました。天台宗総本山延暦寺の塔頭のひとつです。平安京の表鬼門にあたる東北に位置することから、皇城の表鬼門の鎮守としてまつられました。陰陽道の祖神であり、商売繁盛の神としても知られています。

 

この赤山禅院。京都御所の表鬼門を守る位置にあるため、境内で、たくさんのおサルさんを見かけることができるのです。

 

一番有名なのは、このおサルさん

(画像:二助企画)

 

拝殿の屋根の上に鬼門除けの猿が鎮座しています。このおサルさんには、夜になると暴れだすという伝説があり、金網の中に入れられているのが特徴。

 

そして、このおサルさん、お写真でみてわかるでしょうか……?意外と新しいことに気が付きませんか???

 

それもそのはず。今屋根の上でじっと鬼門封じをしているおサルさんは、令和になってから頑張っている新人さんなんです!

 

では、その前の先輩おサルさんはどこにいるかというと、、、、ここに。

(画像:二助企画)

 

拝殿に向かって進む階段を登り切ったすぐ左手に、この小さな猿小屋があり、そこから新人の仕事ぶりを見張っている!!とのこと。こんなに近くで拝見できるなんて、なんだか感動です。

 

先代のおサルさんはこんな角度で、屋根の上の新人おサルさんの姿を見守っています。

(画像:二助企画)

 

この先代のおサルさんが、いつ頃からこの赤山禅院で活躍していたのかは、寺院の方にも分からないとのことでした。

 

一般的には、こうした像の中や裏側などには、創られた年などが記載されていたりしますが、この先代のおサルさんには、そうした記録が無かったそうです。

 

ちなみに、拝殿の中には、向かって右側にもおサルさんの像が鎮座されています。

(画像:二助企画)

 

寺院の方のお話によると、このおサルさんも、いつから赤山禅院に居たのかは不明だそうです。しかし、かなり古いものであることは確かで、拝殿の中から新人おサルさんをサポートしている、とのこと。屋根の上の新人おサルさん、2匹の先輩おサルさんの強力なバックアップのお陰で、きっと心強いでしょうね!

 

長くなりましたので、今回はここまで。次回も引き続き、赤山禅院のおサルさんのお話をご紹介します。

 

二助企画は、日本の伝統芸能猿まわしのプロフェッショナル集団。

猿まわしやニホンザルのことについて、あらゆる領域から情報発信をしてまいります。

ブログは毎月2回、第1・3金曜日に公開予定。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

また次回のブログでお会いしましょう!

 

 

参考文献・サイト・取材協力

・赤山禅院

https://rakuhoku-sekizanzenin.org/

・京都寺院ナビ>京都の鬼門を封じる猿たち!寺社による防衛ラインをご存知ですか?

https://kyotojisyanabi.com/kyoto-tera-saru/

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