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おサルに願いを⑭日吉大社の神猿さん-その4-

こんにちは。二助企画です。厳しい寒さが続きますが、皆様お変わりないでしょうか。

 

続いております「おサルに願いを」シリーズ。今回は第14弾目。日吉大社で活躍する神猿さんについてのご紹介も4回目となりました。

 

神のお使いである神猿さん、前回のコラムでは、天皇の身代わりとなり死んだこともあるという、ちょっと切ないお話に触れました。実は日吉大社には、神猿さんの最期に関わるもう一つの伝説があります。

 

それは、猿塚の存在。

 

日吉大社の境内には70基にも及ぶ古墳が確認されており、そのうちの1つが猿塚と呼ばれています。

 

日吉大社の入り口、山王鳥居のある総合の坂を上っていると右手に、古墳の石室の蓋が見えます。これが猿塚です。

 

(画像:二助企画)

 

この猿塚、なぜそう呼ばれているかというと、

 

(画像:二助企画)

 

この案内にあるように、神猿さんが年老いて自身の死期を悟ったときに、自らこの中に入っていくという話が伝わっているそう。

 

天皇の身代わりになったり、自身の最期にはひっそりと身を潜めたり。神猿さんは、思慮深く健気な性格であるように思えるのは、おサルさんを愛する二助企画の思い込みでしょうか。

 

ちなみに、新潟県胎内市にある猿供養寺と呼ばれている如意山乙宝寺や、猿まわしとゆかりの深い東京港区の栄閑院などにも猿塚があります。いずれも、日吉大社の神猿さんとは関係はありませんが、おサルさんにまつわる興味深い逸話が残されています。このように、おサルさんとの関わりが深い神社仏閣は、日吉大社に限らず全国各地にあります。追ってご紹介していくのでお楽しみに。

 

ところで、猿塚と言えば、昭和の文豪である夏目漱石が残した物語の中にも、「猿塚」というタイトルのお話があります。

 

短篇集『新釈諸国噺(しんしゃくしょこくばなし)』におさめられたお話で、日吉大社の猿塚などとは、まったく関係がなく、ある夫婦の子を猿が誤って熱湯に入れ死なせてしまう悲話。これは、江戸時代の人気作家、井原西鶴の「人真似は猿の行水」を翻案したものだと言われています。

 

おサルさんが出てくる民話や物語は、数えきれないほどたくさん!!こちらについても、いつかご紹介していく予定です。

 

 

二助企画は、日本の伝統芸能猿まわしのプロフェッショナル集団。

猿まわしやニホンザルのことについて、あらゆる領域から情報発信をしてまいります。

ブログは毎月2回、第1・3金曜日に公開予定。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう!

参考文献

・世界動物神話/篠田知和基 八坂書房

・サル その歴史・文化・生態/デズモンド・モリス 伊達淳訳 白水社

・アニマルロアの提唱‐ヒトとサルの民俗学/廣瀬鎮 未来社

・週刊神社紀行特装版 日吉大社 湖国に鎮まる山王さん

・山王総本山 日吉大社

https://hiyoshitaisha.jp/

・太宰府市文化ふれあい館>太宰府と文芸>太宰治「猿塚」/井原西鶴「人真似は猿の行水」

https://dazaifu-bunka.or.jp/info/literature/detail/13

如意山 乙宝寺

https://oppouji.info/engi.html

その他

 

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